Tab4
撥水性の評価法には、静的撥水性(接触角)と動的撥水性(転落角)がある。
tab3a

凹凸が多く粗い面において、液体が入り込めない多数の空隙によって点接触をしている場合、接触角は Cassie-Baxter の式で表される
tab3b

 

ここに、A1,A2:物質1と2が表面を占める割合
物質2が空気の場合はθ2=180°,つまり真の接触角θ1 がある程度大きければ、見かけの接触角θが 150°を越える。
理論的には、親水性材料(真の接触角θ1<90°)でも、表面に占める割合A1 を極端に小さくすれば超撥水性表面になるので表面の微細構造の制御だけで超撥水性材料を作り出せる可能性がある。

記事に戻る